製造の工程4 蚕種の保護と孵化

蚕種製造の伝統技術を今に伝え次代に活かす

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孵化する時期を決める

不越年蚕種

産卵後、12~80日で孵化させるときは人工孵化処理を行います。塩酸液に浸けることで蚕種は休眠状態にならず発育を始めます。

越年蚕種

低温庫の画像産卵した年の翌年に孵化させるときは産卵後適温で保護し休眠状態にします。その後低温庫で越冬し、催青1ヶ月前に卵の胚子を一定の発育段階に揃えます。

蚕種の洗落し

糊を塗った産卵台紙に産卵された蚕種を台紙から分離します。台紙ごと水に浸けることで台紙の糊が溶けて蚕種が離れます。

洗落とし後、不越年種は人工孵化処理を行い、乾燥後に規定の時間をへて低温庫で保護します。越年蚕種は塩水選で不良卵を除去し、乾燥後に低温庫で保護します。

蚕種の洗落しの様子1(WMV:6.43MB)

蚕種の洗落しの様子2(WMV:15.7MB)